平成27年広報いとしま9月1日号
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NO.56第28回ユニバーシアード競技大会女子バスケットボール競技日本代表バスケの情熱を球に込め夢を射抜くポイントゲッターはやし さ  き 世界中の学生が集まるスポーツの祭典「ユニバーシアード競技大会」。その女子バスケットボール競技の日本代表選手に選ばれたのが、林咲希さんだ。咲希さんは、白鷗大学でフォワードを務める。速攻を持ち味としたスピーディーな動きと、得意の3ポイントシュートで得点を稼ぎ出す。その活躍が、日本バスケットボール協会に認められ、日本代表に抜擢。メンバー12人の中で最年少での参加となった。 咲希さんは、3姉妹の末っ子。小学2年生でバスケを始めたのは、指導者である父・豊樹さんと、2人の姉の影響だ。姉2人も全国青年体育大会で優勝するなど、一流のプレイヤー。家族の中心には、いつもバスケがあった。前原中学校で東忍教諭に指導を受け、精華女子高等学校へ進学。大上晴司教諭の元で、実力を積み重ね、3年生時に県代表として岐阜国体に出場。見事準優勝を果たした。 そして、親元を離れ、白鷗大学へ進む道を選ぶ。決め手は、日本一を競う白鷗大のレベルの高さと、同じ福岡出身で、全国に名をはせる佐藤智信コーチの存在だった。白鷗大で、全国レベルの選手と切磋琢磨しながら、咲希さんは頭角を現していく。昨年の新人戦では、早稲田大学を下し、初優勝。自身も最優秀選手賞に輝いた。続くインカレ(全日本学生選手権)でも、優秀選手賞と3ポイント王に選ばれる活躍を見せ、白鷗大を準優勝に導いた。 7月7日から韓国光洲で始まったユニバーシアード。ここで日本チームは、快進撃を見せる。スウェーデンとメキシコを破り、予選を突破。準々決勝で強豪オーストラリアを下し、20年ぶりにベスト4に進出した。準決勝で前回王者のアメリカと2度の延長を繰り広げる激闘を見せ、98‐102と惜敗。3位決定選でロシアに敗れたが、結果は堂々の世界4位となった。その中で咲希さんも、短時間ながら試合に出場。「世界」を肌で感じる貴重な経験をした。また、強化合宿などで、尊敬するトッププレイヤーと競技できたことも大きな成長の場となった。 来年のリオデジャネイロオリンピック出場を目指すハヤブサジャパン。その妹分となるヤング隼日本代表に、咲希さんは選抜された。ヤング隼では、先発メンバーとしてチームの中核を担う。7月末の5カ国によるWJカップ(準優勝)や、8月のタイ代表との強化試合(2戦2勝)などの充実したスケジュールの中で、チーム最高得点をマークするなど本領発揮。その姿が、協会ホームページにも、写真入りで紹介されている。 高確率で決まる正確無比なシュートも、日々繰り返される数百本の練習の成果だ。父・豊樹さんは、高校時代を振り返る。「咲希は、飛び抜けてうまい訳ではなかったが、監督や周りの選手に恵まれてきた。そして、何よりバスケにひたむきだった。早朝練習のため、朝4時30分に起床。始発電車で登校し、帰宅は21時。それから勉強して、深夜0時頃寝る生活を3年間続けていた」と。 咲希さんの将来の夢は、プロになること。どんな時も笑顔で、チームにいい影響を与えられる選手を目指す。華々しい舞台の裏で地道な努力を怠らない咲希さんは、その階段を一歩一歩着実に上っている。林 咲希さん(白鷗大学3年/有田中央・20歳)あずましのぶおお うえ せい じせっさ たく まウィリアム・ジョーンズはく おう23広報 いとしま No.136(平成27年9月1日号)さ とう としのぶ

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