平成27年広報いとしま12月1日号
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27広報 いとしま No.142(平成27年12月1日号)NO.592015年度 U‐12福岡県トレセン選手FFP※福岡県代表選手小さな体に詰まったチーム愛トレセン※を糧に仲間と急成長まえぞの はると ソルマーレFCキャプテンの前園陽人くんは、糸島で唯一の「U‐12福岡県トレセン選手」だ。 「トレセン制度」は、日本サッカー界で、ユース育成の中心的役割を果たしている制度。25年の歴史を持ち、多くの日本代表選手を生み出している。 制度が目指すのはチーム強化ではなく、「個」の育成。将来性を見込まれたレベルの高い選手を集め、良い環境と指導の中で、互いに刺激となる状況を作ることにある。 地区単位での選考会を合格した選手が集う「地区トレセン」。そこから選抜されたメンバーが、「支部トレセン」に参加でき、さらに上位の「福岡県トレセン」を目指す。この県トレセンには、文字通り県内で将来を嘱望される25人が集まる。また、その先には「九州トレセン」があり、全国選抜「ナショナルトレセン」を頂点とした、ピラミッド形式になっている。 陽人くんが所属するソルマーレFCは、師吉グラウンドで毎週木・土曜日に練習している。5年前に親子教室からスタートし、サッカー協会に正式登録して3年目という新しいクラブチームだ。 陽人くんは、昨年初めて、「U‐111福岡県トレセン選手」に選抜された。メンバーは、県や全国大会常連の強豪チームで活躍する選手がほとんど。新進気鋭のソルマーレFCのようなチームからの選出は、極めて少ない。  「レベルが違いすぎる」―陽人くんは、かつてない衝撃を受ける。練習や試合の度に、自分の未熟さを思い知らされた。しかし、めげることなく、悔しさをバネに練習に没頭。他の習い事をやめ、練習日を増やしたのも、この時期だ。 トレセンでの経験が、彼に与えた影響は計り知れない。今年も県トレセン選手に選抜。8月には、FFP福岡県代表選手16人の一人として、47都道府県の代表チームとの対戦を果たした。  長年、彼を見てきた池田代表と田平コーチは、「陽人の特長は、パスでも、ドリブルでも、シュートでもない。総合力の高さ」「状況分析力に長け、メンバーの良さを引き出すチームの要」と評する。「トレセンでの経験をフィードバックし、チームを底上げしてくれている」と、彼に全幅の信頼を寄せる。 小学2年からサッカーを始めた陽人くんは、ソルマーレとともに歩んできた。それだけに、「結束力なら、どこにも負けない」と断言するほど、彼のチーム愛は深い。トレセン指導者からの、強豪チームへの勧誘も断ってきた。「ソルマーレでの下積みがあったから、トレセンでもプレーできた」と胸を張る。 小学校卒業とともに、長く親しんだチームを巣立つ。将来の夢は、「世界で活躍できる選手になること」。次のステップに向け、進化を続ける彼の成長と活躍には、たくさんの期待が寄せられている。前園 陽人くん(怡土小学校6年/曽根・12歳)※FFP=フットボール・フューチャー・プログラム※トレセン=ナショナルトレーニングセンター制度第23回ふよう杯では、チームを2位リーグ優勝に導いた

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